エミュレータ

エミュレータ(emulator)

機械やゲームハードの構造、OS などの環境を別のコンピュータ(PC等)上で再現するソフトウェアのことです。

例えばNintendoSwitchはNintendo Switch Onlineで購入したファミコン&スーパーファミコンなど昔のゲームハードのソフトをプレイすることができますが、これも内部でエミュレータが動作しています。

似た言葉に「シミュレータ」がありますが、エミュレータとは少し異なります。

エミュレータはハードの構造そのものをソフトウェア上で再現しようとするもので、より実機に近くなります。シミュレータは動作を再現することを目的としたもので、実現方法は元のハードと全く違っても問題ありません。

OSに関しても、例えばAndroidは開発元のGoogleからPC上で動作する「エミュレータ」が提供されていますが、iOSで開発元のAppleから提供されているのは「シミュレータ」です。

これはiPhone、iOSなどの技術仕様が流出するのを防ぐ目的があると思われます。エミュレータを解析することで元のハードウェア仕様を特定することができてしまうためです。

ゲーム開発においても、エミュレータは実機と同じ動作をしてくれることから実機での デバッグ に近く、便利な存在です。

しかしながら、エミュレータはしばしば著作権法上の問題を引き起こしてしまうことがあります。

ゲーム機のエミュレータは開発者用にハードメーカーから提供されているもの以外に、PC上でゲームをプレイするために有志が作成した様々なものが提供されています。

エミュレータでゲームをプレイするためには、ゲームソフトから読み出した「ROMイメージ」というファイルを利用します。

この時、元のゲームソフトを持っている自分だけで利用する分には違法性はありません(ただし元のゲームソフトを人にあげたり、売却するのはNGです)。

これで元のソフトやゲームハードが故障してしまったとしてもゲームをプレイできることから、特に生産がストップしてしまったハードなどでメリットも大きいです。

ちなみにゲームハードについては持っている必要はなく、エミュレータのみでもOKということになっています。

問題となるのは、このROMイメージをコピーして人に渡したり、インターネット上で配布したりといった行為、または他の人が配布しているものをダウンロードしてプレイすることです。これらは、著作権法違反となります。

当然のことではありますが有料のゲームソフトを購入せずに無料でプレイしようとするのはNGということです。

違法アップロード・ダウンロードはゲーム会社に対して損害を与える行為です。誰にとってもNGな行動ですが、ゲーム業界を目指す人は間違ってもこのような違法行為に手を出さないよう、十分注意して下さい。

参考:エミュレータとは (エミュレータとは) [単語記事] – ニコニコ大百科