カニバリゼーション

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カニバリゼーション(cannibalization)

共食いという意味があり「カニバる」という使われ方をすることがあります。

ビジネス用語で、同じ企業内の商品やサービス、店舗が売上の奪い合いをしてしまうことを指しています。

例えば同じコンビニが2つ並んでいたら、お客が分散するので1店舗あたりの売上は落ちてしまいます。

ゲーム業界でも、カニバリゼーションは数多く見られ、意識しなければいけません。

大きな枠では「新ハードが発表されたら旧ハードを買うのを控える」という方が多いでしょう。PS5が発表されたら「PS4を買うよりPS5が出るまで待つか」となるわけです。

特にオンラインゲームにおいては、継続してプレイしてもらうことが重要です。同じジャンルの新作を リリース することで、運用中のオンラインゲームからユーザが移動することが考えられます。

このとき、過去作のほうが1ユーザあたりの売上(ARPU)が大きく、新作では大きな売上が見込めないとしたら、企業全体としての売上が落ちてしまうことになります。

ゲーム会社は、カニバリゼーションを意識した上で新作リリースの計画を立てていく必要があります。