チート(cheat)
騙す、欺くという意味で、ゲームにおいては開発者の意図しない動作をさせる行為のことを指しています。
バグを使った「バグ技」についてもチートに含まれますが、一般的にチートと言った場合はゲームを有利に進めるために行う ハッキング(クラッキング) 行為のことを指しています。
また、チートを行うプレイヤーのことを「チーター(cheater)」と呼びます。
チートを行うことによってゲーム本来の面白さが失われてしまいますが、オフラインゲームにおいては個人の趣向の範囲なのであくまで自己責任で、大きな問題にはなりません(ただし、チート用プログラムを配布することは「著作物の改変」として損害賠償が発生した例もあります)。
オンラインゲームの場合はチートが大きな問題となり、特定のプレイヤーがチートを行うことによって他のプレイヤーにも影響を与えます。例えば対戦ゲームで対戦相手がチートを行ったことでゲームを面白くないと感じてプレイするのをやめてしまうことが考えられます。
チートで入手したレアアイテムを リアルマネートレード(RMT) で販売し現金化する、チートで量産されたレアアイテムが流通することでゲームへの課金が減ってしまうなど、ゲーム会社は大きな損害を受ける可能性があり、そのような例はいくつもあります。
ゲーム会社にとってチート対策は重要です。チートを行ったプレイヤーに対して「垢BAN」を実施することや、チート用プログラムの動作を検知してゲームを停止するなど様々な対策が行われています。
しかしながら完全な防止策というものはなく、対策を行うゲーム会社とチーターのいたちごっこ状態になる場合もあります。そのためオンラインゲームの中にはチートを行ったプレイヤー同士でマッチングする仕組みを作り、一般プレイヤーと隔離するという対策を行っているものもあるようです。